7月となった。6月後半には期末テストがあり、それに加えて文化祭・体育祭やその準備等もあって体力的には厳しい月だった。

テスト前にはそれぞれの課題を進めることができて良かったが、テスト期間中はどうしてもテストに専念せざるを得ないことが多いのでそこで一旦スピードは落ちて、テスト明けにまた本格的に夏休みの準備になっていく。ペースを維持するのが難しい月でもある。

とにかく暑かった。暑くて体調維持が皆難しかった。

今年は空梅雨だったが、尋常ではない暑さ。

期末テスト期間までにそれぞれの課題をを前倒ししてやれているという意味では準備は出来たと言えるか。

夏休みまであと数週間。まとまった時間が確保できる夏休みを有効活用するためにも、7月中に夏の学習計画を確実に進められる準備をしていくことになる。

では、振り返ろう。

2025年6月 受験生クラスの総評
2025年6月 受験生クラスの総評
6月となった。新年度が始まって2ヶ月が過ぎ、ゴールデンウィークも終わり、それぞれの生活リズムが固まってきた時期だ。 5月は高2、高3生にとって記述模試、共通テス…

T君、840分

今月は期末テストなどで忙しくかなりペースを崩してしまいました。この遅れた分を七月でカバーしていきたいと思います。

先月の2,280分から840分と学習時間は減ったように見えるけれど、これは期末テストと文化祭・体育祭が重なった6月の特殊事情だからね。実際にはT君はコツコツやっているから、記録以上に勉強できているはずだよ。

ただ、記録はしっかりしようね。命綱だから。記録が雑になると、リマインドも正確に出来なくなる。合否を分けるのは記録だと言っておくね。

政経、シグマもどこの範囲をやったか、正答率がどれくらいだったかもしっかりね。授業でどこを進めたか確認はしているけれど、自分でも記入しておくことで効率は全く変わる。

「あれ、ここメンテナンスしてからかなり経ってるな…」

「ここは正答率が低いから、もう一回やってみようかな」

「同じところを間違えているから、先生に例題ないか聞いてみよう」

こういうことも出来るからね。

記録をすることで同じ勉強時間でも効率は全く変わってくるよ。場合によっては授業やるよりその時間を演習に充てたほうが得点を伸ばせると言うことはあるからね。

政治・経済に関してはかなり進んだのは素晴らしいことだった。歴史だったら全範囲を終わらせることがどんなに頑張っても学校の進度なら年末までは掛かるだろう。すでに政経は一通り終わっている上で、畠山をやりつつ、シグマを潰して、過去問も解ける体制になっているからね。

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現在のところ学校では進んでいない政治の範囲である「民主主義の原理」「各国の政治制度」が終わり、政治分野では「わが国の憲法」まで終わっている。政経で出題されるところの半分近くが終わっている形になっているからね。

出題率が高いところと言うことで言えば、半分以上は既に終わっているからね。過去問演習を進められたら進められるだけカバー出来る範囲は増えて、楽になるからね。

経済分野は学校でもやっているので、学校の進度に合わせてシグマを使うように進めて知識の厚みを少しずつ。もちろん、まだ定着していないから反復する必要はあるけれど、「見たことがある」状態はかなり作れたね。

「経済の原理」「国民経済と経済成長」「金融と財政」「労働問題と社会保障」と、経済に関するだいたいの範囲はカバーできているはずだよ。

推薦入試を使うことを考えると、志望学部の特性上、政治・経済分野の質問が聞かれることもあるからね。論文・面接対策でもあるということを意識しようね。

学校の課題提出があまりにも多かったので、まとまった時間はなかなか取れず、サブノートを進めたかったけれど、今回は作れなかったのは仕方ないね。夏休みは取り戻そう。

そのため短時間でできるシグマに切り替え、学校の範囲と被る範囲で進めた。精度は上げられた。現在のところ40%くらいの精度だから、夏の間に既習範囲に関しては80%の得点率を目標にしよう。80%の得点率があれば、名城の過去問も範囲に関しては十分に対応可能だからね。

学校ではどうしても共通テスト対策になるので、こちらで私大向け対策を進められたことは良かったよ。

T君の受験では、とにかく政治経済の攻略が鍵になる。先月も書いたことだけれど、大事なことだから繰り返しておくね。

名城K方式:英検2級で英語満点。経営では使えないけれど、法学部、都市情報、外国学部、人間学部では利用可能。となると、後は政経と国語になるよね。
名城F方式:A方式+共通テストで、A方式の得点が2倍になる。共通テストは英語100、国語100、政経100
一般A方式ので政経が200点加わる。というと
実質的には、英語100、国語100、政経300点になるんだよ。

つまり、F方式では共通テストと個別試験の組み合わせで、個別試験は1教科に集中できる。政経が他の科目の3倍の配点になる。合格最低点が334.7/500だからさ。

共通テストでも政経を使えば、政経の習熟度がそのまま合否に直結するんだよ。学校は共通テストレベルの授業や対策になるけれど、これもきっちりやりたい。共通テストの出題形式と私大の形式は全然違うことはわかったよね?

学校の課題にもよるけれど、シグマと並行して、学校の問題集を使ってもいいかも。これは個別ミーティングで相談しよう。T君は英語では大体3回反復できたら入ってきてるからさ。同一範囲を違うテキストで解くことで厚みは出るし、共通テストの形式に慣れることで普段から記憶するポイントも見えてくるから。

学校の課題がとにかく多いね…

過去問演習を夏休みにいかに行えるかは本当に大きいよ。繰り返しになるけれど、本当に重要なことなので書いておくよ。

共通テスト対策だけしていて私大の形式に対応できるわけではないからね。推薦入試を使うのであれば、秋口にその対策で時間を取られてしまうから。夏にできれば、過去問を15年程度解いて、しっかりサブノートを作っておきたい。現在3年分程度だから、週に2題のペースでいまから解いていけば、記述模試までには間にあう。

学校で政経が受けられないのは困ったものだけれどもね。また、確認してみてね。実際の試験形式で受けさせないのははっきり言って学校の怠慢だからね。日本史や世界史では確実に受験までに間に合わないし、合格可能性はかなり低いと言っていい。模試は練習を増やせる良い機会だからね。

そして、政経をやることは結果的に面接対策、論文のネタ仕込みになるわけだから。

T君のコツコツと努力する姿勢は本当に素晴らしいよ。いつも評価しています。

期末テストで忙しい中でも、政経の進度をここまで上げられたのは、真面目に取り組んでいる証拠だからね。万全な状態でないとしても、その中で気持ちを切らず、できることをやるのは凄く大事なことだよ。

大学受験は、莫大な量をやらなければならないからね。

7月は夏休みに入るから、まとまった時間が取れるようになる。サブノート作成も本格的に進められる。過去問をどれくらい解けるかということは大きい。なかなか時間が取れないけれど、畠山の通読も授業以外でできるといいんだけれど、課題が多いからね…

夏は、まとまった時間が取れるので、英語のメンテナンス。国語に関しては苦手科目の古文でをやるよりは漢字の強化に充てたいね。

小論文で誤字・脱字があるのは致命的だから。と言っても配点は圧倒的に政経が高いから、この辺りはバランスをみながらだけれどもね。

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熟語の意味が覚えきれてないことで、理解しにくかったり、覚えにくい面もあると思う。語彙強化は現代文のみならず、政経や英語にもいい影響があるよ。

政経を武器にできれば名城大学合格は十分に見えてくるよ。T君のコツコツと努力する姿勢を私はいつも評価しているからね。

いつも期待しています。

Y君、4,671分

前より時間がだいぶ取れなくなってしまいました。英語が社会、化学基礎、生物基礎に押されて、英語がそっちのけになってしまっていました。夏休みは忙しいですが、受験教科である英語・古文漢文を完成させるために詰め込んでいきたいです。

先月の5,634分から4,671分と学習時間は減ったけれど、これは体育祭の実行委員や文化祭準備で時間を取られたことが大きい。

ギリギリの状態だった。気温が上がってくるこの時期はどんな人間でも体力的には厳しい。Y君の場合は通学時間が4時間という無茶な条件ががあるから、本当に精神的、体力的には厳しい日々を送ってるよね。

気力だけで乗り越えているような状態だったね。良く踏ん張っているけれど、休んで欲しいと言うのが偽わらざる気持ちだよ。

学校、とにかくイベントが多い。正直やり過ぎなんだよね…

毎年、文化祭や体育祭で失速していく生徒が多いから、これはどうなんだろうとは思う。進学に力は入れてないんだろうなと外部の人間からは思えてしまうよ。

体調面での改善がまだ見られないのは心配だね。土日にただ寝ていれば回復するかもしれないけれど、普段やりたいこともかなり我慢しているような状況だからね。勉強のペースは上げたいけれど、そうしたところで持続出来ないことは分かり切ってるから、もどかしいけれど、少しずつ改善してしかないんだよね。

平均睡眠時間420分は変わらずで、疲れもまだ残っている状況だから。

JRに変えたものの、課外などでは不便ということもあるし、なかなか根本的な解決には至っていない。試さないとわからないことが多いよね。

夏休みに入ったら、せめてもうちょっと睡眠時間をとりたいね。今、出来る限りの工夫をしてくれているよ。

でも、期末テストの結果は良かった。こつこつ改善してきた結果が出ていて嬉しいよ。

5科目のバランスを取ったことで、1年生の時に太刀打ちできなかった数学Ⅱが取れるようになったのは大きな成果だよ。そして、生物基礎・化学基礎も全く太刀打ちできないという状況ではなくなりつつある。

特に良かったのは社会で地理がメイン科目に育ってくれそうなことだね。

併願校で珍しく受験で地理を使えるので、これは戦略的に非常に有利になる。

立命館は地理が使える数少ない大学だから、この強化は正解だったよ。

共通テストのことを考えても、高2の間に社会1科目、理科基礎が終わる状態であれば、高3の授業は演習中心になるから、維持は楽になる。「見たことがある」「覚えている」状態をそれなりに作れたことになるわけだから。

完成していれば、英語、国語に回しやすくなるしね。

私大受験で使うのが厳しいということになっても、政経なら高3の春休みにやれば十分追いつける。

推薦入試の場合でも、共通テスト50%確保は必須になることがわかっている。

そのためには、地理が計算出来る科目になりつつあるのは大きいよ。数学や国語はコンディションによって点数は変わりやすいからね。

英語に関しては、準動詞など高校基礎レベルが対応できるようになってきたのは良い進歩だった。6月はかなりレベルを上げたけれど、中学レベルの知識の穴は埋まってきた。

不定詞・分詞に関しては、中学レベルの習得から、一気に高校基礎レベルまで演習する形にしたけれど中学英語に関してはもう完全に入ったよ。

いきなり高校レベルの文法書だと語彙的にもきついけれど、段階を経ていくことで、対応出来る語彙も増やせていけるからね。夏には英文法レベル別1、2の完成を目標にしよう。

夏に高校英文法の基礎の完成と、手をつけられていなかった古典文法をやることでバランスを取るよ。

イディオム、語法などに関してはこちらを使っていこうと思っています。

学校の授業、BCなどとレベル的にも大体同じということもある。大学受験レベルの文法までがっつりやると時間が足りなくなる。夏休みはいろいろイベントもあるしね。

けれど、イディオムや動詞の語法を覚えてしまえば、学校の授業も楽になるし、読解にも寄与する。

中学レベルが終われば、こちらのオンラインテストも使っていくことが出来るようになるからね。そして、学校の授業でもわかるところは増えていくからね。

Y君が「英語がそっちのけになってしまっていました」と言っているけれど、これは戦略的には間違っていないよ。推薦入試を考えると、まずは共通テスト50%を確実に取ることが最優先だからね。

英語に時間を使えば、英語は追いつける。でも、数学や理科・社会を後で詰めるのでは時間切れになる可能性が高い。まあ、今でも時間はギリギリ。間に合う。大丈夫だと言うことは出来ないけれど、少しずつ改善してバランスをとっていくしかない。粘り強くやってくれているよ。

そのためには5科目全体のバランスが重要で、英語は追いつけるものの、他は全然完成していないという事では意味がないんだ。

受験はあくまで総合点だからね。もどかしいだろうけれど、全体のバランスをみながら考えないといけない。よく、指示を守ってくれたよ。

夏休みについては、確かに忙しいね。体調を崩さず、バランスをとりたいね。

忙しいけれど、まとまった時間をとれる夏休みは大きなチャンス。特に手を付けられていなかった古文は古典文法・基礎的な単語は仕上げよう。

オープンキャンパスに行ったり、夏はいろいろあるね。

移動中に音声教材を使ったり、アプリを使ったり、オンラインテストを使ったり、うまく時間を捻出していこうね。

国立受験を考えると、この夏がいろいろ活動の集大成と言うことになるかな。

古文も読解もで出来たら良いんだけれど、使える時間を考えたら現実的ではないからね。移動中に使えるとなると音声教材があるもの、アプリがあるものを選ぶのがいいだろうね。

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古典文法が完成すれば、漢文は格段に楽になるし、古文単語は英単語などに比べると即効性が高い。取れると、古文も楽しくなってくるよ。笑

勉強時間を増やすことより、質を上げることを重視しよう。休み以外でもう、これ以上時間を増やすのは難しい。睡眠時間を削ることになってしまう。今でも全然足りない状態だからね。

時間を増やせるとしたら、長期休みを除いては無理だからね。これ以上、睡眠時間が足りない状態でやるのは危険だよ。

分詞の授業の時、ろれつが回らないくらい疲れ切っていたじゃない。

Y君が根性があることは認めるけれど、いつかいきなり動けなくなっても不思議じゃないくらいだからね。睡眠も仮眠を除くと360分切ってるような状況なんだから。

睡眠がしっかり取れていれば、同じ時間でももっと効率的に進められるよね?だって、次の授業でしっかり睡眠取れていた時に中学範囲は1ミス。睡眠不足が慢性的に続いているので、時間あたりの効率も悪い。本来Y君が出来るはずの能力は全く発揮されてない。

やったところはほぼ1ミスかノーミスなんだよ。睡眠不足の時のY君は別人の様になってしまう。睡眠とのバランスは難しけれどね。体調崩したらただでさえ勉強時間を確保するのが他の人より難しいから、体調は崩したら戻すのは本当に難しい。疲れた時は学校休めと言いたいね。

先月も書いたけれど、睡眠時間が足りないことは本当に危険なんだから。

自分では「そんなことない。」と思うかもしれないけれど、そんなことあるんだよ。頼むから話を聞いてくれ。笑

Y君の理解力は本当に高いんだよ。

準動詞も文型も、時間が掛かったけれどしっかり出来るようになってきた。「一文中に動詞は1回だから…」と知らない単語であっても正確にアプローチ出来ている。

間違えるにしても、ロジカルな間違い方をしているからね。

問題を解きながら覚えるアプローチはY君には向いているはずだよ。やったらやっただけ覚えられるし、定着出来る状態になりつつある。

ただ、頭が働いてない時には解けないし、覚えられないからね。

だからこそ、睡眠時間をしっかり確保すれば、夏休みで大きく伸びるポテンシャルがある。学校がある普段は難しい。休みはしっかり睡眠時間をとれるわけだからさ。

やることが多くて、圧倒されそうになるかもしれないけれど、こつこつ改善出来てきた。

入塾の時から比べたら、格段にわかるところは増えた。あとはいかに覚えていけるか。でもそれは量をこなせば出来る。やれば上がる方法がわかっていると言うのは、凄いことなんだよ。

いつも期待しています。

Cさん、6,422分

6月は体育祭くらいからペースが崩れてしまって、進度表をあまり入れられませんでした。早く立て直して、夏休みでこれまでで1番の学習の精度を発揮したいです。

進度表を見ると、記録できない日が11日もあったにも関わらず6,422分という数字を残せたのは、実質的には自己ベストを更新したと言っても過言ではないよ。

期末テストに加えて、体育祭の準備やで本当に忙しい月だった。6月後半からの猛暑も重なって、体力的にはかなり厳しい状況だったと思う。Cさん、体力あるほうじゃないからね。

例年気温が一気に上がる5月は勉強時間がみんな減少する傾向にあるんだけれど、今年は6月に気温が上がったからね。大崩れしなくてほっとしています。笑 

失敗する可能性で一番高いのは体調を崩すことだからね。夏休みはしっかり睡眠時間を確保しよう。お母さんが行きは送ってくれているのは大きいよ。

7月は本当にやることが沢山ある。整理していくよ。

日本史は上限を設けてしばらくやろう。

4月に江戸時代をやっていたのが、7月最後の授業でポツダム宣言受諾まで到達するという、正直言って「速すぎる」進度だった。

この速度だと、記憶する時間がほとんど取れないまま次々と新しい内容に進んでしまうから、きつかったよね。学校の授業で全く吸収出来ない状況だから、記録してある平均値だけで考えても140分以上日本史に時間をとられた。毎日復習を組み込まざるを得ない状況になったのは当然だよね。

もちろん、未習範囲を終わらせないといけなかったから、終わったことは喜ばしいことではあるけれど。英語の3倍の時間はさすがにまずい…

英語の配点半分のところに3倍以上の時間を使わざるをえなかったわけだからね。

人によっては、この時点で学習計画が完全に破綻したんじゃないかな。

実際、学校の進度に振り回されて、不合格になることは多い。全体のバランスを見ているわけではないからね。どれも頑張れと言うのはどれも大事にしないのと同じ。

何とか対応出来ているのは英語と国語にリードがあったから。でも、ここからはまずい。

1年生の時から計画的に文法や受験テクニック、識別問題やったり、古文が完成した時点で去年から過去問演習やってもらったりしてるから対応出来た。

ただ、名古屋の過去問演習が十分出来ているわけではないからね。

学校の授業内容がその人の受験校の出題に完全に合っているわけではないよね?学校の授業のレベルと実際の入試のレベルは掛け離れているわけだし。

だからこそ、必要がないものは内職したり、学校の範囲で受験に足りない部分は他のテキストを使ったり、こちらの授業を被せたりしないと間に合わない。

あくまで受験で間に合わせることを考えて学校で使えるところを峻別しないといけないということだね。それはよく出来た。とにかく時間は足りないからね。

学校の授業を受験で使えるようにする技術を時間を掛けて身に付けたのは大きいよ。古典文法、句法、英語も文法はしっかりやらないところを固めていたからね。

しんどい中でも進度表の付けられたのは良かったよ。

11日間記録できない日があったとはいえ、完全に投げ出すことはなかった。それだけでも、無駄をかなり省けた。極めて効率良く出来たと思うよ。

進度表を一日もかかさず付けた生徒で、合格しなかった生徒はいないんだよ。それは、まあそうだよね。方向性が正しいか、復習のタイミングは適切か、結果に伴って勉強法をどう変えるか。そういうことを毎日やっているわけだからさ。

記録が雑な人ははっきり言えば頭が粗雑なんだ。成長を感じるよ。まあ、でも出来れば完璧につけたいね。笑

進度表を継続できる生徒は、自分の学習を客観視し、修正し、改善していく能力を持っている。Cさんのように「遊ぶことはあっても、崩れることはない」タイプの生徒は、最終的に結果を出せるんだよ。

記録の精度が上がれば上がるだけ、こちらも何をやればいいか的確に判断して、バックアップ出来るから。

Cさん自身も「6月は体育祭くらいからペースが崩れてしまって、進度表をあまり入れられませんでした」と振り返っているけれど、それでも完全に記録をやめることはなかった。本当に進歩したよ。

今回の大きな成果は、日本史の通史完成だね。江戸時代からポツダム宣言受諾まで、確かに異常なハイペースではあったけれど、「終わらないよりはマシ」というのも事実だ。

ただ、英語の3倍の勉強時間になってしまったのはかなり深刻な状況だから改善していこう。どれも一生懸命やるのは「どれも大事にしていない」のと同じことなんだよ。いつも言っていることだけれどね。

Cさんはわかるね。

時間は有限であり、出来ることは限られている。目標は合格すること。一秒でも早く合格最低点に到達すると言うのは、非人間的な感じがするだろうけれど、優先順位を付けるのが難しい時に判断はぶれない。

7-8月はリバランスする。日本史は60分以上は当面やらないようにしよう。英語に時間を使う。この判断ができるかどうかが、合格と不合格を分ける分岐点になるよ。ミーティングで話すけれど、配点を改め考えよう。もう日本史の目処は立ったと言える。

第1回全統記述模試の結果も素晴らしかった。まだ完全な個表は返却されていないけれど、トータルで偏差値65は超えている。

特に日本史が偏差値70近いのは、鎌倉までという範囲限定があるとはいえ、既習範囲は確実に出来ているということになるからね。ただ、夏に全範囲を完成と考えると、英語の過去問演習に入る時期が遅れてしまう。だから、やめよう。

そして、鎌倉までなら対応は十分出来ると言うことでもある。

慶應のように近現代史から問われることを考えると、この後にまだまだ重要な範囲の精度を上げていく必要はあるけれど、受験までに仕上げれば良いわけだからね。

模試の振り返りの時に話したけれど、英語については、単語・イディオムが完成していたらもしても後25点は上げられる状態だった。

Cさんの場合は類推能力や絞り込み能力があるから、単語やイディオム、語法などの語彙を強化するだけでも読解はかなり改善する。英作はちょっと文法や構文のメンテナンスが必要だけれどね。過去問演習する際に、語彙不足で出来なかったと言うのは意味がないので、今のうちに固めよう。

Cさんは語彙が足りなくても、周辺知識や常識で選択肢を絞り込んでいく能力がある。語彙があればもっと精度はあげられるよね。

「こういう感じ?」というスコープの範囲を変えていくのが本当に上手だ。

ただ、現代文で全く未知の範囲だと対応できなかったり、英作文で本格的なテーマに則った単語を知らないとミスをしたりする。語彙があれば解決出来るよね。

だからこそ、特に夏休みまでは。現代文に関しては動画を見てもらって、受験頻出テーマをやりつつ、語彙増強もしていこう。銀の漢字も来週には完成出来そうだしね。良いペースになってきてるよ。

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Cさんはね。勘が良いからね。

テクニカルなアプローチを改めて確認したら、一気に伸びる段階に入っているんだよ。一定の方法論でやれば、大崩れすることはないからね。あらためてやると、語彙が足りないのは感じたでしょ?笑

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英語、国語に特に力を入れ直す必要があるのは、改めて言っておくね。配点意識すると迷いも少なくなるだろうからね。

名古屋大学の合格最低点を具体的に分析してみよう。前年の合格最低点は2100点配点中、共通テストが950点で81%がボーダー(769.5点)、二次試験が1200点。 合格最低点が1399点だった。

共通テスト模試でミスしたとはいえ、予想得点率は78%

倫理がもう大分仕上がったから、数学を大きくミスした前回でも大崩れすることはなくなった。秋口からは学校共通テスト対策中心になるから、今は特に考える必要はない。これより低くなる可能性は少ないからね。

だから、考えなければならないの二次試験対策だよ。

1200点の内訳は、英語400点、国語400点、数学200点、地歴200点。ここで629.5点取れば合格となる。

極端なことを言えば、英語と国語が80%取れれば、他は0点でも合格する計算になる。トータルで52%の得点率で合格ラインに到達するんだよ。

私の基本方針は「1秒でも速く合格最低点に到達すること」だ。

過去問演習に早期に入ることで、時間配分を身につけ、最も得点が上げやすい分野を集中的に訓練することで合格可能性を上げてきたわけだけど、英語ももうちょっとで演習中心に移行出来る。

8月からは完全に国語は過去問中心にシフト出来るしね。

Cさんの場合、先行している国語で得点を稼ぎ、得意の英語も知識が追いつけば確実に取れる。この二科目で60%の得点率なら480点だから、日本史と数学は40%でも合格となる。

もちろん、演習していくうちにバランスは変わる。得意科目で60%以上取った方が良い場合もあるし、80%以上を狙うとそこからかかる時間は数倍になったりもする。

でも、基本戦略として、まずは過去問演習に入って、一秒でも早く合格最低点を考えるという方針は変わらないよ。

英語が難しくても、数学は完答を目指さず基本問題と部分点狙い、よく出る範囲だけ狙うなら30%を超えるのは容易だったりもするからね。

日本史も全範囲やるより、江戸まで完璧なら50%は取れるだろうからね。

7月中にかなり準備は進んでいる。現代文に関しては読解の講義が修了し、銀の漢字も来週には終了する。。英語に関してはオンラインテストを毎日100問程度やりつつメンテナンスして。そこから得点率が低いところをテキストでやっていこうか。

英語に関してはテキストを全部終わることと、各単元の正答率80%を超えることを目標とする。

それから、英作に入るのが良いと考えている。本当は長文対策と和訳の技術を洗練もさせたいんだけれど、科目数の多さを考えるとね…

学校でもそれなりやっていて、対応出来てないわけではない解釈や読解に使うより、あきらかに手薄な英作をやったほうが良いからね。

出来れば、DBやシステムは終わらせておきたいけれど、虻蜂取らずと言うことになってはいけないから、まずはこっちだね。

国語はダイアグラム終了後は過去問演習に復帰。弱いところを強化していく。和歌に関して不安があるようなら、夏にやるかどうかは相談しよう。

英語はイディオム、文法、語法が終ったら、英作を少しやってみて、過去問演習に復帰か、特殊構文系の読解訓練やっても良い。名詞構文は学校でもやってないからね。Nextstageを選んだのは、名詞構文の強化にもなるからなんだよね。

日本史は第2回全統記述模試の範囲の精度を上げるよう、全統記述模試の過去問を解きつつ、サブノートかしよう。5年分やることにしようか。1週間に一つと考えると現実的だと思うよ。

倫理もサブノートを作っていくことで効果は出たしね。Cさんは問題を解きながら調べて整理するのは得意なはずだからね。自分なりの勝ちパターンを既に持っているのは大きいよ。

夏は土日を予備日にするのは、良いアイデアだよね。倫理、理科などに触れておけば忘れることはないだろうからね。昨日のミーティングで話したけれど、共通テストで得点を上げられる余地があるのは数学と言うことも留意だね。

体調は本当に気をつけようね。Cさんは体力がそれほどある方ではないから、無理は禁物。

モチベーションは基本的に高く安定しているから、やる気が出ないなと思ったら休んでいいし、それこそ遊んでも良いよ。頭が働かない時にやっても意味がないし、Cさんはちゃんとコントロール出来るしね。

睡眠時間もリズムができているから、そんなに心配はしてないけれど、この暑さは尋常ではないから、普段より夏休みは睡眠時間を増やすくらいで良いからね。去年のEさんも一時間くらいは普段より睡眠時間増やしていたからね。

今は授業よりも暗記の方が得点につながる段階に入っている。語彙が増強できるだけで、Cさんなら対応できる範囲は大幅に広がる。場合によっては8月全部暗記に使ってもいいくらいだよ。英語に関して言うとね。Eさんの去年の総評を見てもらってもわかると思うけれど。

合格への道筋は、明確に見えているよ。あとは計画を実行するだけ。日本史は好きな科目だけど、やり過ぎたらダメなのも意識してね。笑

睡眠をしっかりとり、記録をする。うまく実行出来なかったら一緒にバランスを考えよう。

慌てず、でも着実にね。

いつも期待しています。

S君

毎日しっかり記録をつけて、勉強時間を見直しながら勉強時間を増やしていけるようにしたい。まず、勉強しない日はなくすようにする。

記録をしっかり取るということの意味を、S君が実感してくれたのは大きな前進だね。 記録がなかったら改善もないんだ。時間がなければない時ほど記録は重要になる。

この意識の変化は今後利いてくるよ。

「時間がないのに、記録なんて…」と思うかもしれないけれどもね。時間が少なければ少ないだけ判断は重要になるよ。とくにS君は部活をやっているわけだからね。時間は他の受験生よりとれない。

学習計画、バランスよくやることをやめよう。総合選抜を使うことを考えない。こっちのほうが私は勝算をあげられると思っている。説明していくね。

現在の評定平均を考えると、国公立の総合選抜で要求される水準を満たすのは難しい。

一般的な国公立大学でも4.0以上、東北大学などでは上位30%という条件がある。東京学芸大学などで4.3以上。実際、合格者は4.5以上とっている人も多い。神戸大学では理系だと総合4.0,理数系4.5以上となっている。

1年1学期の評定が3.0前後としようか。

実際にはもうちょっといいかもしれないけれどね。4.0以上を確保しようとすると、7回のテストで合計28が必要になる。今回を3とすると、残り6回で25を取らなければならず、平均4.16が必要だ。

4.5必要と考えたら毎回4.75が必要になる。

部活をやめて、全てを学校定期テスト対策に振り向けたとしても一回でも体調を崩したら終わり。そして、学校の定期テストが、必ずしも完全に受験校の傾向にあっているわけではないからね。推薦で失敗した時にリカバーするのは難しい。

それなら、一般受験を始めから考えたほうがいい。そっちの方が私は得意だしね。笑

S君は経済、経営学部志望だけれど、国公立大学の経済、経営学部は英語、国語、数学が均等配点が多い。阪大の経済学部みたいに、共通テスト重視、個別試験重視、均等型なんてところもあるけどね。まあ、でも二次試験は均等配点だからね。

これまで英語を先行させる方針で進めてきたけれど、S君の適性を考えると、英語、国語で出来るだけとっていく方針に変更して進める。古文を先行させる。

これなら最悪、数学が追いつかないとしても、英語、国語が早期に完成すれば、私大で勝てるからね。経済学部なら、政治・経済は使えるから。政経は指示を守ってもらえさえすれば取れる。そして、古文はおお崩れしないからね。一度完成すると。

そして、英語、国語が早期に受験レベルに到達すれば、その時間を数学に回すことが出来るから。この3科目を重視する方針で行く。

2年の冬には古文が関関同立レベルをクリア出来る状態を目指す。夏休みに現代文出来たら、あとは過去問演習中心でいけるからね。私大でも文学部以外は漢文は必要ないし、文学部でも漢文が必要ないところは多いから。

2年の終わりで、国語は関関同立の合格最低点を越える。これを目標としよう。

夏は古文に突っ込む。余裕があれば今回の定期テストで演習不足のためにミスした文法の演習を多くとるよ。S君、わかってないわけではなくて演習が足りないだけだからね。

英語に関しては、勉強時間が少なくても既に上位1割内に入っているし、勉強時間が少なくても十分に対応できている。

私の授業でしかほぼ勉強してない古文、漢文でこれだけ取れているということは、適性があるということだからね。そして、早めに古典文法が完成すれば、学校の授業が有効に使える。

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英語、数学など他の科目は、受験校との出題傾向のミスマッチはあるけれど、古文はない。

だって新しい古文はでないからね。笑  そして、古文単語も覚える量は少ない。古典文法が入っていれば漢文に対応することも難しくないからね。

この方針なら、普段の学習でバランスを過度に気にする必要もないし、配点が高いところを重点的に強化できるメリットがある。数学を極端に苦手にしなかったら大丈夫。普段は、英語、国語、数学を中心に勉強する。

英語は十分に武器になるけど、文系受験となると文法の精度を上げておきたい。外部検定対策と言う意味でも文法は徹底的にやっておくべきだ。

6月は国語に関して、学校よりもかなり先行して進めることができたね。

漢文の句形を集中的にやり、古文の助動詞の接続や意味についても大体頭に入った状態になっている。動詞の活用なども、ほぼ完成しているからね。ここからは演習して定着させる段階にはいれたね。

漢文に関しては、英語の文型との共通性についても理解してもらった。これにより、既習の英語知識を漢文学習に活用できるようになっている。古典文法やった後に漢文やったら、「え、これだけ?」と拍子抜けすると思うよ。

S君は自分が古文・漢文は得意だと思っていなかったよね?

でも短時間でこれだけの成果を上げられるということは、適性があるよ。記録をきっちり取っていれば、勉強時間がそれほど多くなくても結果は出せるということだよ。

これは授業をやることでペース管理できたことが大きい。

適切な復習のタイミング、何を優先するかという判断が正確であればあるほど、学習効果は高いということだよ。これは私が記録をしているから出来ることだよ。

記録の重要性について、改めて強調しておくね。

「いかに毎日自分がどれだけ勉強しているか」「そしてどのタイミングで復習すればいいか」といった、日々の振り返りを正確に行うために、記録は絶対に必要なんだ。

日々の振り返りだけではない。一日だけだと進歩を感じるのは難しくても、一週間なら少しは進歩している。1ヶ月で進歩しないことなんてないよ。

どうしてもね。しんどいことはある。そういう時に記録は自分の杖になるよ。

記録することで、改善すべき点を少しずつ改善できることが見えてくる。

結果として、同じ勉強時間であったとしても「何を注意するべきか」ということが明確になる。当然学力の伸び方は大きく変わってくるよね。

「ああ、今日は不定詞やったけれど、あやふやだったなあ…ゲームしたあとに、オンラインテスト、不定詞10問だけやろう」

これが1年間で200回あったらどうかな?ね?記録していたら無理なことでは全くない。受験までには大きな差になるよ。

記録していたら、たった5分、10分でも出来ることは無限にあるんだよ。

今後の方針について整理しよう。

夏休みは、古文の基礎を完全に固める期間にする。文法と単語だね。

英語については、文法。余裕があればイディオム、語法を先に固めたい。

文型に関しては意識は出来ているので、実際の問題演習しながら使えるような形にしていこうと思っている。「わかる」と「出来る」は違うんだよ。受験で要求される速度に対応出来るにするには量をこなすしかないからね。

このあたりは学校の課題、オープンキャンパス、部活などの予定もあるから相談して決めよう

学校レベルでは特に抜けているところは感じられないけど、抜けがないか確認しても良いね。

そして、政治経済については、2年生からの本格始動に向けて、基礎的な時事問題への関心を深めておく。これは、日常的に取り組めることでもあるからね。といっても、ニュースで興味が持てるようなものがあれば、漫画で読むくらいでもいいんだよ。

漫画が好きなんだから、それこそ、ハイパーインフレーションとか、政治経済やってからだと、面白く読めると思うよ。

記録については、S君自身が「毎日しっかり記録をつけて」というように、毎日継続することがが何より大事だね。毎日コメントも入れること。後で入れるのはあんまり意味がないよ。

私からのフィードバックが遅くなるからね。私のフィードバックが速ければ速いだけ、同じ時間でも効率は変わる。

古文・漢文の結果がそれを表しているでしょ

いきなり勉強時間を大幅に増やすことは現実的ではない。「頑張る」ことは私は嫌いなのね。

なぜなら、「頑張る」というのは続かないから。私の仕事は勉強を教えることではなくて、君たちを合格させるのが私の仕事だから。

本当に勝つつもりなら、最高効率を常に考えなければならない。

1秒でも速く合格最低点にというのは、殺伐とした価値観だと思うけれどね。そう考えた時に休むことも考えないとダメなんだよ。頑張るだけで合格するならいくらでも頑張らせるけどね。酷い話だね。笑

自分のモチベーションが維持出来るベースラインを理解する。それは記録がないとわからないよね?

どれくらい休めば、やる気が出るのか。睡眠時間を削ることは出来ないし、可処分時間のなかでどう勉強していくか。ゲームした後の方が集中出来たりとか、実際自分で記録をとったら、違うかもしれないよ?

前の方がさっと終わらせようとできるかもしれない。主観と必ずしも一致しないから。

そうやって、漸次的に改善していくんだよ。

記録がなくては出来ないことがわかるね。いきなり全てを改善することは出来ない。粘り強くやるしかないんだ。

そして、学習経過も、指導も記録が正確でないと機能しない。勉強時間が少ないのは良いんだよ。現状認識がずれていたら改善が出来ないからね。

それを改善していくのが私の仕事だよ。私の仕事だから、S君は関係ないって事じゃないからね。笑

傲岸な言い方になるけれどね、記録をきっちりしてくれて、指示を守るのなら私は結果は出せるんだ。

成功に再現性はないけれど、失敗に再現性はあるからね。それを徹底的に潰すことで、合格可能性を上げてきた。

夏休みを有効活用し、古文の基礎を固め、記録の習慣を完全に定着させよう。記録は命綱だよ。

いつも期待しています。

ノザキ塾